少ない本数で大幅な欠損をカバーできます
インプラントは、歯が全くない方でも受けることができる義歯治療です。しかし、歯が少ない方がたくさんのインプラントを入れようとすると、治療費が高額になる恐れがあります。また、歯肉や骨の状態によっては、たくさんのインプラントを支えることができず、治療が受けられない可能性があります。このような患者さんに適した治療方法として「インプラントオーバーデンチャー」が挙げられます。
インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントと入れ歯が合体したような治療方法です。歯肉に数本のインプラントを入れて入れ歯を固定するため、インプラントのようにしっかり食べ物を噛むことができるうえ、入れ歯のように取り外しが可能です。また、入れ歯をしている場合に起きがちな歯槽骨の吸収を防ぐことができるので、噛む力がいつまでも衰えないことも特徴です。
インプラントオーバーデンチャーはこんな方におすすめ
- 入れ歯がずれる・外れる・痛い方
- よく噛める歯で食事を楽しみたい方
- 見た目の良い入れ歯を使いたい方
- ほとんどの天然歯を失ってしまった方
インプラントオーバーデンチャーの種類
オーバーデンチャーには種類があり、いずれも入れ歯がインプラントにしっかり固定されるため、よく噛めるようになります。最も少なくて2本のインプラントで治療を行えますので、費用も抑えることができます。
ボールタイプ
入れ歯とインプラントをホックで留めるように連結する方法です。インプラントの先端部分には丸いボール状の金属がついており、入れ歯の裏側に付けた金属にはめ込んで固定します。
バータイプ
インプラントの露出面を金属のバーで連結し、このバーをクリップで挟むように上から入れ歯を装着します。強固な連結により、通常の入れ歯と比べて安定感が格段にアップします。
マグネットタイプ
インプラントには磁性の金属を、入れ歯には小さな磁石（磁性アタッチメント）を埋め込んで、磁力で固定する方法もあります。途中で磁力が弱まる心配もほとんどなく、長年使用していただけます。
