オススメのインプラントの上部構造はある?
インプラントは「人工歯根」「アバットメント」「上部構造」の3つから構成されています。その中でも選択肢が多いのが上部構造です。その他の装置と同様、上部構造はいろいろな種類から好きなものを選ぶことが可能です。そこで今回は当院がおすすめするインプラントの上部構造についてわかりやすく解説します。
▼最も美しいのはセラミック
インプラントの上部構造に用いる素材として、最も美しいのはセラミックです。歯科用陶材(しかようとうざい)とも呼ばれる材料で、天然歯の光沢・色調・質感・透明感を忠実に再現できますよ。天然歯がたくさん残っていて、それらに自然と調和させたいのであれば、セラミックが最も適しています。ただし、奥歯のように強い力がかかる部位では割れやすくなるため要注意です。
▼美しくて硬いジルコニア
ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれる素材で、金属に匹敵する硬さを備えています。しかも白くて美しいので、奥歯にも問題なく使えます。ちなみに、ジルコニアもセラミック材料の一種ではあるものの、標準的なセラミック(=ポーセレン)よりは透明度に劣るため、審美性もやや低くなります。具体的には白さが際立ってしまうというデメリットがあります。
▼レジンや金属は?
インプラントでもレジンや歯科用合金を使用することはできますが、セラミックと比較すると審美性や生体安全性に劣ります。せっかく天然歯に近い形で歯根まで回復させたのですから、上部構造も最善といえる仕上がりが期待できるセラミックの方が良くありませんか?
▼まとめ
このように、インプラントの被せ物・人工歯である「上部構造」は、審美性・機能性・耐久性・生体安全性に優れたセラミック材料がおすすめといえます。ひと言でセラミックといってもいくつかの種類に分けられますので、気になる方はお気軽に「うえはら歯科医院」までご相談ください。呉市でインプラントの診療実績豊富な院長がわかりやすくご説明します。
2022年3月8日 (火)
カテゴリー :素材