インプラントが保険適用される場合とは?
インプラントは基本的に自由診療となる治療です。おそらく、皆さんの身の回りでもインプラント治療を保険で受けた方はいらっしゃらないかと思います。ただ、一部例外的にインプラント治療を保険診療で受けられるケースがあります。今回はそんなインプラントが保険適用になる条件をわかりやすく解説します。
▼ブリッジや入れ歯では治療できない場合
インプラントが保険適用されるケースというのは、簡単にいうと保険の入れ歯やブリッジでは、失った歯・顎骨の機能を回復できないときです。具体的には、交通事故によるケガや悪性腫瘍などで歯だけでなく顎の骨まで大きく失ってしまったようなケースです。また、生まれつきの病気で顎の骨尾1/3以上が欠損している場合もインプラントが保険適用されることもあります。いずれもブリッジ・入れ歯では正常な機能を取り戻すことが難しいですよね。
▼保険で「インプラント義歯治療」を受けられる
保険で受けられるインプラント治療では、義歯(=入れ歯)も併せて作ることになります。顎の骨に人工歯根を埋めてセラミック製の被せ物を装着するだけでは失った顎の骨の機能まで回復させることが難しいからです。つまり、歯を1本失って、それを補うだけのケースでは原則としてインプラントは自費となる点にご注意ください。また、インプラント義歯を作成するケースでも、上述した条件に当てはまらない場合は自費診療となります。
▼まとめ
今回ご紹介したケースはあくまで例外であり、インプラント治療は原則として自費診療となります。保険の入れ歯やブリッジと比較すると、優れている面が多々あるものの、材料費が高かったり、治療の専門性が高すぎたりするため、すべてのケースに保険を適用するのはまだまだ難しいのが現状です。そんなインプラント治療に関心のある方はお気軽に呉市のうえはら歯科医院までご相談ください。インプラントのプロフェッショナルである院長がどのような質問にもお答えします。
2022年3月8日 (火)
カテゴリー :料金・費用