インプラントはどれくらいもつ?
歯根まで再現することができるインプラントは、ブリッジや入れ歯には期待できない治療効果が得られます。それだけに、インプラントの人気は年々上昇しており、当院でもインプラント治療を第一に希望される方が非常に多いです。ただ、いくら美しくて良く噛める人工歯・人工歯根が手に入っても長持ちしなければ意味がありませんよね。今回はそんなインプラントの寿命についてわかりやすく解説します。
▼90%以上が10年経っても正常に機能している
インプラントの寿命について言及する際に、よく取り上げられるのが「インプラントの10年生存率」です。文字通りインプラントを装着してから10年後に問題なく機能している確率を表すもので、上顎と下顎ともに90%以上に達しています。つまり、適切な方法でインプラント治療を行った場合、ほとんどのケースで少なくとも10年は持つといえるのです。しかし、これがインプラントの寿命ではありません。その後も20年、30年と使い続けている方はたくさんいらっしゃいますので、メンテナンスをしっかり受けていれば、一生涯使い続けることも可能なのです。
▼インプラントの寿命を縮める原因
インプラントの寿命を縮める主な原因は「歯周病」です。厳密には「インプラント周囲炎」と呼ばれる病気で、人工歯根を埋入した周囲に炎症が起きてインプラントが脱落します。インプラントは歯根から歯冠まですべてが人工歯で作られている装置であり、虫歯になることは絶対にないのですが、歯周病にはかかりやすい点に注意しなければなりません。
▼まとめ
このように、インプラントの寿命はメンテナンスやセルフケアをしっかり行うことで、30年、40年にも延ばすことが可能です。実際にどのくらい持つかは治療後のケア次第ともなりますが、基本的に入れ歯・ブリッジより長持ちするものとお考えください。とくに精度の高いインプラント治療を行える呉市のうえはら歯科医院なら、長持ちするインプラントを提供することができます。
2022年3月8日 (火)
カテゴリー :寿命