高齢者がインプラントする際に気を付けることは?
インプラントは顎の発育が終わった成人の方であれば、どなたでも受けることができます。ただ、治療の性質上、お身体や顎の骨の状態に配慮しなければならず、ご高齢の方がインプラント治療を受ける際にはいくつか注意しなければならないポイントがあります。
▼顎の骨の状態
インプラント治療を行う上で最も重要となるのは年齢ではなく、顎の骨の状態です。顎の骨が痩せていたり、骨密度が低下していたりすると、チタン製の人工歯根を埋め込めなくなります。そして、顎の骨の状態というのは加齢とともに悪くなる傾向にあるため、ご高齢の方のインプラント治療では第一に顎骨の状態を診る必要が出てきます。
▼全身の健康状態
インプラント治療には必ず「外科手術」を行います。フィクスチャーと呼ばれる人工歯根を顎の骨に埋入する手術で、通常の歯科治療よりは心身への負担が大きくなることでしょう。そのため、高血圧症や糖尿病にかかっていたり、脳梗塞の既往があったりすると術中の偶発症が起こりやすくなります。そうしたことから、ご高齢に方のインプラント治療では全身疾患の有無や状態などに気を付ける必要があるのです。ただ、そうした病気にかかっていたとしても、きちんとコントロールできているのであれば問題なくインプラント治療を実施できますのでご安心ください。
▼まとめ
このように、ご高齢の方がインプラント治療を受ける際には、顎の骨に始まり、全身の健康状態にまで気を配る必要が出てきます。もちろん、これは若い人にも当てはまる場合がありますが、ご高齢の方のほうがより一層の注意が必要といえます。そんなインプラント治療を比較的高齢で検討中の方はぜひ呉市の「うえはら歯科医院」までご相談ください。当院の院長はインプラントのエキスパートですので、難しい症例にも対応できます。インプラントについて詳しく知りたいという方もまずはカウンセリングをお受けください。
2022年3月8日 (火)
カテゴリー :年齢